旅立ち
さよなら汚部屋、バイバイPierre!
1年と3ヶ月。
最初はうまくいくかものすごい不安だった、人生初めてのシェア生活。
長いようであっという間で。
Pierreはホントにいいルームメイトだったなぁ・・・なんて回想にふける暇もないほど、毎週末お別れパーティーを繰り返した。
彼はいつも陽気で、彼の周りもいつも陽気で。
まったくストレスを感じることなく。(彼は汚部屋と私にストレスを感じていたかもしれないが。)
彼を通じてであった人々は、みんなステキで。
週末となれば、Pierreと愉快な仲間たち(Ian,Mike,Simon)で街へ繰り出し、いつものHubでくだらない下世話なハナシでもりあがり。
その光景がなんだかとっても『Sex And The City for men』のようで
私はそれを眺めてるのが大好きだった。
こんな感じ:
誰がキャリー?サマンサ?シャーロット?ミランダ?
近い将来、Pierreとこの3人の英国人とLondonで同窓会できたらいいな。あ、ゆうこちゃんもね!
Pierreが旅立った翌日
お隣の顔なじみの酒屋へいつものようにビールを買いに行く。
酒屋のオバチャンはPierreが帰国したことを知っていた。
彼が出発前に『オセワニナリマシタ。』と挨拶に来たらしい。
それを聞いた時、あぁだから彼の周りはいつもなんだかあったかいんだなってしみじみ感じた。
1年ちょっとの間で彼から学んだことは、英会話なんかじゃなくもっと大事なことのような気がする。
『人生の楽しみ方』かな。
わたしも彼のようになりたいと、心から思う。
ところで。
新しいお部屋はもう汚部屋にはしません。
かなり狭くなっちゃったけど、ロケーション抜群で安いし、まいっかな。
新しいルームメイトもいい人たちだし。
汚部屋にホームシックを少々感じつつも、新しい生活が始まったのだ。
遊びに来てね、みんな。(って誰だろ?)